この日のRUNは7時間17分で71.93kmだった。

6/30(日)の‘第39回サロマ湖100kmウルトラマラソン’まで残り23日に迫ったので、これに向けた3回目の超ロング走を行った。
今回は前回の超ロング走ではコース間違いで行けなかった支笏湖・千歳ルートを選択した。
コースの8割以上は山間部・森林が続き、電波が繋がらずスマホでネットが出来ない、かつヒグマの生息エリアで夜間は絶対に走るべきではないエリアである。


自宅から15kmも走れば、そこから50km先まで、多くの場所は電波が通じない。
支笏湖のキャンプ場や温泉地ぐらいしか売店どころか自販機もないので、このコースを走る場合は事前にバックパックにそれなりの量の飲食物を入れる必要がある。
JRの駅どころかバス停すら千歳の市街地や支笏湖温泉近辺にしかないので、途中でRUNを止めて引き返す選択肢もないし(引き返す時点で自宅まで数十kmあるし)、このコース(自宅から70km近い)を走るなら基本、ゴールを目指すしかない。
よって走るなら晴れまたは降水確率の低い曇りの日であり、雨天時だと車がはねる泥水でズブ濡れにもなりかねない(歩道・サイクリングロードの無い場所も続く区間があるので)。
また、気温20度超えの暑い日もなるべく避けたいコース。
上りも多く、傾斜があってキツい場所もあり、キツくなる分、給水量も増える。
重いバックパックを背負って数十km走る意味でも、暑い時は特にハードなコースである。
給水が残り少ない時は、確実に支笏湖温泉近辺で飲み物を買っておかないと(買う本数は本人の走力と気温による)、千歳市街地までロクに給水出来ず、走り続けるのがかなり辛くなる。

自宅から32.92kmで支笏湖の撮影スポットに到着。
来た時は駐車場には自動車が3台、バイクが1台。
まあこんな所、ランニングで来る人はそういないだろう(笑
ここですら電波が繋がったり繋がらなかったりで、スマホでの天気やマップのオンライン更新、歩数計アプリの動画消化が出来なかったりする。

以降、何kmも支笏湖を観ながら走る事になる。
道路工事中の作業員や警備員の人達から‘お疲れ様です’と声をかけられ‘どうもー^^’と返す。
大体こういう市街地から遠い場所程、上記の場合で声援かけられる事が多い(笑

自宅から42.22km程して、ようやく‘支笏洞爺国立公園 支笏湖温泉’の信号前まで来た。
中間点できっちりフルマラソンの距離を走った事になる。
電波の受信や飲食物の購入が出来るのは、上記の通り、ここぐらいである。
前回ここに来たのはまだサロマ100kmの大会が中止されていた2年前だったか。
その時はここで飲食物を購入したが、今回は暑くはなく、飲み物を購入しなくても行けると判断し、立ち寄らずに通り過ぎた。
ゴールのJR千歳駅までは後25km程で、通常のRUNなら(km/6分ぺースでは)残り2時間半程度となる。

自宅から50km近く。
‘支笏湖公園自転車道路’には、ヒグマ出没の注意喚起を促す立て看板が点在している。
市街地からも遠いし、ここを1時間以上走っていて見かけた自転車乗りの人は4人程度。
歩行者はおらず、途中の駐車場エリアで見かけた人も5、6人程度。
夜間なら1人で絶対にいたくない(ランニングしたくない)区間である(笑


‘支笏湖公園自転車道路 案内図’前。
自宅からここまで大体62kmぐらいで、JR千歳駅まで残り5km程。
ここまで来ると、少し先に住宅が点在し始め、自販機もある。
丁度飲み物がほぼ無くなったので、自販機で1本購入した。

JR千歳駅に到着した時は、自宅からの走行距離は67.81kmになった。
JRと地下鉄で地元まで戻り再び走り、買い物を済ませて完走とした。
これで今回の超ロング走では70kmを達成した。


帰宅時、歩数は8万歩近くカウントされていた。
今回の超ロング走でも左膝が痛む場面はあったものの、激痛ではないので淡々と走り続ける事は出来た。
ただ、左膝が痛まないようスローぺースがメインであり、また、バックパックが重いのと、コースで上りが多いのもあり、平均ぺースはkm/6分を切らなかった。
とはいえサロマ100kmの本番でもコースで上りは多いので(特に80km以降の‘ワッカ’)、ある程度負荷のある状態の方が、本番の想定という意味では良い練習になったとは思う。
今年のサロマ100kmは、コロナ禍で中止された2020~22年大会を除けば、12大会連続の100km完走への挑戦となる。
‘サロマンブルー’としては、去年に続いて2度目の挑戦だ。
とりあえず、残り日数的に超ロング走は後1回行えば十分だろう。
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