【2024】ランニング&ウォーキング 道北・道東旅行2日目

旅行

● 酷暑レースで苦戦した「サロマ湖100kmウルトラマラソン」
旅行2日目。

起床は深夜1時と早い。

「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の100kmの部のスタート時間が早朝5時だが、食事やトイレ、レース用ウェアへの着替え、日焼け止めや皮膚保護クリーム等を肌に塗る時間、テントの撤収作業、荷物預け等、諸々の準備を含めると、毎年レース開始の4時間前の起床が丁度いい。

例えばトイレの場合、スタート会場には仮設トイレ等それなりの数はあるが、午前3時前に済ませるぐらいでないと、ここに3千人以上の参加選手が集まっているのだから、余裕を持って排泄は出来ない。

特に4時以降になると行列が長くなり、4時半を超えると小便をしようにも10数分は並ぶはめになる。

一通りの準備を終え、レース開始10分前にはスタート地点に到着する。

早い時には事前にウォーミングアップの準備体操やストレッチは済ませるが、今回はもたついて出来なかった。

とはいえ100kmマラソンにおいては、特に今の膝を故障している自分の走力では平均ぺースもせいぜいkm/6分程度なので、スロースタートから数kmも走れば、体の動きは丁度いい感じにほぐれる。

今回は故障持ちでの出場なので、(スピード強化系のトレーニングは出来なかったし)去年より早い完走タイムは無理であると判断。

これには最新情報ではレース中に最高気温が30度を超えるらしく、酷暑レースになるのもある。

去年のようにレース中に痙攣になると、一気に完走タイムが遅くなる心配がある。

せめて関門閉鎖に追われるようなギリギリのタイムでの完走でなければと願った。

まあ制限時間ギリギリでも完走出来れば、今の自分の故障を考えると結果オーライではあるが。

制限時間内に完走出来ない、または途中棄権ともなると、レースのエントリー代と往復の交通費等、計数万円が無駄になるし、コロナ禍による3年間の大会中止を別にすれば、11回の大会で続き更新中の100kmマラソン連続完走記録がストップする。

とにかく無理のないぺースで走り完走すると念じつつ、レースに臨んだ。

そして結果的に完走は出来、私は「サロマンブルー」としては去年に続き2回目、トータルでは12回連続(12年連続)の100kmの部完走を達成し、上記の連続完走記録は続く事となった。

それ自体は最高に嬉しくめでたい。

悪いのはレース内容だ。

レース中に最高気温が32度まで上がったと言い、これは過去の大会でも最も高い気温らしい。

そんな酷暑レースだから完走率も100kmの部は58.8%(3026人の出走者の内、完走者は1780人)と、過去の大会で2番目に低い完走率だ。

ちなみに完走率が最も低いのは、2010年(6/27(日))の第25回大会の49.9%でその時の最高気温は28度であるが、この年の大会は私が初出場した大会でもあった。

完走タイムは確か10時間8分で、その大会から現在に至るサロマ100kmの連続出場記録&完走記録が続いている訳だ。

で、今回の完走タイムはその2010年の時より余裕で2時間半以上遅いのである・・・orz

理由は簡単で、酷暑のせいか給水は欠かさなかったが脱水が著しく、30数km地点で痙攣で走りが維持出来なくなり、数分間身動き出来なかった事だ。

地べたに座ったまま、太腿から足の指先に至るまで全く動かせず、その時は流石に棄権が脳裏を過った。

幸い、その場にいたスタッフから水のペットボトルを頂き、750ml程一気飲みしたら瞬間的にそれまでが嘘のように痙攣が止まり、再び走る事が出来た。

ただ、その後も暑さの中で痙攣は起き続け、走る→歩く→走る→歩くを繰り返し、70km地点の関門に至っては、閉鎖時刻の2~3分前に通過した始末だ。

結果的に80km以降のワッカで歩く時間をある程度減らせた事で、完走タイムのワースト記録の更新だけは免れた。

あの時よりは故障自体はマシだし、あの時は出場自体も本来なら止めるレベルの故障だった(一般的なランナーならそうするだろう)。

若い時は食事面に気を遣わずレース戦略・戦術が今より格段に甘かろうと普通にサブ10の走力はあったが、今は故障してなくても加齢で走力が落ちていく。

今回の失敗レースを教訓に、来年の大会では経口補水液の持参等、痙攣対策は今年以上にするつもりだ。

今年の時点で痙攣対策は十分したつもりだが、酷暑と年齢の前ではどうにもならなかった気がする。

サロマ100kmの完走メダル所有数はこれで12枚となった。

どんな遅い完走タイムでも、完走出来た事で報われ、レースのエントリー代や交通費等、このレースに毎年費やしている数万円が無駄にならずに済む訳だ。

「グランドブルー」(100kmの部20回完走)の資格を得るまでには後8回、100kmの部を完走しなければならないが、今の年齢を思うと達成は十分可能だが、後は故障や痙攣の有無次第と言える。

先が長いし、特に目指す必要はなく、ただ「来年も完走」出来れば良いのだ。

毎年完走した後の食事は美味い。

昔のようにバイキングを復活してほしいが、まあ1000円の食事券でもとりあえず腹は満たせる。

今年は去年以上に完走タイムが遅かったので、食事もゆっくり出来ず、バスにも乗れず、空も急速に暗くなっていたので、周辺にテントを張る暇も無かった。

この辺、手頃な宿泊施設も無いし、仕方なく数年ぶりに野宿する事にした。


ForeAthlete945の計測では、この日のサロマ100kmでの走行距離は101.11km、その消費カロリーは5911kcalである(何で1kmも余分に走ってるんだという気はする)。

この7月の月間走行距離はサロマ100kmも含め、405.7kmとなった。


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