【2024】ランニング&ウォーキング 道北・道東旅行6日目

旅行

●北の国から~アンパンマン、旅行中(サロマ100km以外で)最も走った1日
旅行6日目。

今日は「懐かしい「ふらのジャム園」の「アンパンマンショップ」を観に行こう! 何年ぶりかになる「ジャムおばさんのジャム工房」で昼食したい( ´ ▽ ` )ノ♪」と、富良野市の東麓郷まで「遠征」する事にした。

遠征というのも、日の出公園オートキャンプ場からそのアンパンマンショップ等のある目的地まで普通に30km近い距離だからである。

途中、上りも多いし、連日ランニングしている(左膝も故障している)この疲れた脚には、ロング走の距離ではあるが、まさに「遠征」である。

上記にも記したが、東麓郷のアンパンマンショップやジャムおばさんのジャム工房には大分昔、サロマ100km後の旅行で一度行っている。

その時は富良野市の「山部自然公園太陽の里」でのキャンプしてたが、そこからでも25km余はあり、日の出公園オートキャンプ場からよりは少し近い程度。

帰りもランニングだったが、途中で夜になり最後の数kmはタクシーを使った記憶がある。

結局その日は42km以上(フルマラソン)の距離は走っていた。

話が逸れたが、あの辺はバスやJRといった交通アクセスに乏しく、基本は車やバイク、後は観光バスで行く場所だ。

ランニング、それも日の出公園オートキャンプ場や山部自然公園太陽の里から25km以上、30km近く走って行くのは私ぐらいだろう(‘-`)

まさに観光ランニングだ。

準備を済ませ日の出公園オートキャンプ場を出発したのは8時31分だった。

目的地方向の「麓郷の森」まで32kmとか、アンパンマンショップまでの遠さが伺える。

富良野地方は広い。

富良野市だけでなく、北には上富良野町と中富良野町、南には南富良野町が在るのだから、富良野ブロックそのものは広域だ。

目的地まで、車なら1時間かからないんだけどね(普免持ってるけどレンタカーは使わないしレンタル自転車も旅行中は使わない)。

富良野や美瑛は観光地以外でも、そこらの山林や田園風景も奇麗で、晴れの日は特に映えるので、ついつい足を止めて撮影する。

これがこの旅行でしょっちゅうの事だから、レンタカーやレンタル自転車より、ランニングの方が都合よかったりする。

道が狭い所など、車を止めて撮影はしにくいしな。

富良野では地平線の見える所はどこにでも在ると言っていい。

「北海道マラソン」の新川通より普通に長距離だし、暑い日はウンザリする(笑)

農地が隣した道だと数km走っても信号1つ無かったりするし、北海道の広さが解る。

今日の場合はヒグマの生息する山々の中の道路なので、夜等の暗い時間帯には絶対に走りたくない区間である(苦笑)

交通量が少ないから、普通にヒグマが道路を横切っているだろう。

有名な「原始の泉」(富良野の名水、天然水の湧き水)がルート上のすぐ近くなので立ち寄った。

丁度、バックパックの飲み物が減って来てるので、炭酸飲料が切れた時の為に、飲み終わった500mlペットボトルに原始の泉の生水(水質検査では問題無し)を補充。

また、手ですくってコップ1杯程、この水を飲んだ。

晴れの日のランニング中で汗もかいてるので普通に美味しく感じるし、何というか、これも観光ランニングの醍醐味な気がする。

想定していない物との出会い、出来事との邂逅。

旅行中のランニングで、ヒグマも出る自然の中で天然水を飲むのは気持ちいいね。

日の出公園オートキャンプ場からここまで既に15km以上走っている。

振り向けば、背後にランニングで越えてきた山が見える。

「上りも続いてたし、上はあんなに高かったのか・・・(‘д`;)」と少し感慨深い。

てか、車両の少ない夜間ならこの辺全部、ヒグマが徘徊しうるんだよな。

まあ私の住む町も自宅から200m以内にヒグマが出没した事もあったし、1km先なら普通にヒグマが出没した事のある自然豊富な山川・森林が在るので、そこまでは驚かないんだけど。

それでも道の広さと長さ、景色のスケールなら、やっぱり富良野地方が大勝やな。

ルート上なので、神社を見つけたら観光名所でなくても一応立ち寄って撮影。

有名でなくてもこれはと思う景色なら撮る、これも旅行中ならではというか、観光ランニングの醍醐味だ。

おかげで撮影枚数も多く、目的地までの到達時間も長くなる。

スマホのバッテリーもどんどん減るので、充電用モバイルバッテリーをバックパックに入れて良かったとなる。

この旅行においては、毎日途中からスマホをバックパックに入れてるモバイルバッテリーとケーブルで繋いで充電しつつ、ランニングやウォーキングするのがデフォルトとなっている。

昭和末期~平成前期の北海道の富良野を舞台とする名作TVドラマ『北の国から』(1981~82年に全24回を放送。1983~2002年に8編のドラマスペシャルを1~2日間に全1~2回として放送)。

そのロケ地の1つである「拾って来た家 やがて町」に通りかかった。

昔もサロマ100km後の旅行で1度訪れたが、去年の上富良野町キャンプ中には来ていない。

『北の国』は道民として再放送で何度も観た記憶があるし、そのロケ地は富良野の観光名所として有名なので、今回の旅行でスルーするのは勿体ない。

折角ルート上にある(視界に入った)のだからと、3ヵ所に点在する有料ロケ地への入場券をセットで購入した。

単品3枚だと大人1人1500円だが、セット購入で1200円に割引される。

後の2ヵ所は数km離れてるので、車やバイクでないとアクセスが面倒ではあるが、まあランニングでもここからはそれ程遠くないし、アンパンマンショップ等と方向も同じだしね。

とりあえず最初の1つ・「拾ってきた家 やがて町」を観、再び空腹になったので、このランニング開始後、2度目の間食休憩をした。

観光時間に支障が出るので、ドーナツ0.5個程度だけど(だから10kmも走らない内にまた空腹が訪れる)。

2番目に来たのは「麓郷の森」に在る「丸太小屋・黒板五郎の3番目の家」で、最初の「拾ってきた家 やがて町」から2kmぐらいか?

最初の場所もそうだったが、観光客の数はそこそこである。

基本、このドラマを知る(観た事のある)人でないと来ないだろうし、今はネットで配信しているだろうけど昔の(昭和の)古いドラマのロケ地だ。

特に観光時間が限られてる客なら、富良野なら「ファーム富田」や「フラノマルシェ」等、景色が華やかで派手だったり、色んな食べ物を満喫出来る所を優先するだろうし。

私はこの旅行の予定日数は長いとはいえ、基本、麓郷に来るのは今日だけだ。

「北の国から」は道民として馴染みもあるので、今回の旅行では外せないと来たのである。

14時54分になり、ようやく3番目、「石の家・黒板五郎の5番目の家」前まで来た。

ルート上、アンパンマンショップ等の方が近く出入口が目の前なのだが、強まる空腹を我慢してわざわざ左折してここを訪れた。

アンパンマンショップ等の出入口から1km余は離れているので、ここに来る事で往復含め2km余り、アンパンマンショップ等が遠のいた(苦笑)

日の出公園オートキャンプ場を出てからここに来るまで、6時間以上経ち26kmは走っているが、その間に食べたのはドーナツ1個だけだ(2回の間食休憩で、1個のドーナツを半分ずつ)。

なので「麓郷の森」に着く前からシャリバテに近い状態だった。

空腹を我慢しつつ、「石の家」を一通り観て回った。

遂に目的地の「アンパンマンショップ」に来たものの、時間と空腹具合から、昔の旅行の時のように建物の中を観て回る気分ではなかった。

外側を撮影だけして空腹を満たす方を優先した。

今のままではこの先のランニングの継続も気力・体力面で難しい。

何年ぶりに訪れたか忘れたが(2010年以降ではある)懐かしい「ジャムおばさんのジャム工房」である。

工房内の売店(クレカの売上票には「加盟店名 ジャムコウボウバイテン」と記載)で「クロワッサンカタラーナ プレーン」・「クロワッサンカタラーナ 抹茶」・「クロワッサンカタラーナ ショコラ」という、早い話、3種ある菓子パンをそれぞれ1品ずつ購入(計1440円)、更に飲み物として「ハニーレモンスカッシュ」(400円)を購入し、これを店内の飲食スぺースで遅い昼食とした。

正直、ご飯物とかもっと重く満腹感を得れるメニューが希望だが、そもそもここは以上の菓子パンやアイス、飲み物といった軽食しか無いので仕方ない。

この後、近くの展望台に行く必要もあるし、長々と食べている訳にもいかず、菓子パンは抹茶のだけ残して2個を食べ、一先ず空腹は鎮まった。

抹茶のはテントに戻ってから食べる事にして、バックパックに入れている買い物袋を取り出して収めた。

昔来た時は、クロワッサンカタラーナではなくアイスを食べた気がするが、何にせよ、これまで空腹続きでのランニングだったので、プレーンとショコラはとても美味しかった。

TVアニメの『アンパンマン』は毎週録画したのをながら見しているが、ここにはまた訪れる時が来るだろうか?

等と考えつつ、店を出た。

ここまでに走った距離は28.98kmで、3時間03分26秒(km/6:20)走っている。

展望台に行く途中の道は急な上りが続くので、基本、徒歩で行く人は余りいないだろう。

何気に「北の国から’92 五郎が熊に出会った所」というロケ地がルート上に在り、この辺は『北の国から』のロケ地が多いなと思った。

かつ、普通に森林が続くので、実際に夜間はヒグマが徘徊する事もあるのだろうなと思った。

この先は大小の石だらけの未舗装の道が続くので、観光バスは基本行かないだろうし、その乗客が行くには先の「ふらのジャム園」の駐車場から約1kmは歩く事になる。

「麓郷展望台」に着いたのは16時45分だった。

既に日は沈み始め、空は少し夕色が混じる。

観光客は1台の車が止まるだけで3人程だったが、中国語である。

こんな人の少ない所にも中国人がいるのかと、苦笑した。

ここまでに走った距離は29.92kmで、3時間10分09秒(km/6:21)走っているので、先程の昼食時からほぼ1km程度である。

日の出公園オートキャンプ場前からほぼ30kmとなる。

展望台の周囲は農地・森林・山続きだし、まあ来る気になればヒグマも普通に夜間にいそうな風景ではある。

それよりも問題はここからの帰りであって、バス停は近くにないし、JRも同様である。

Googleマップで現在地を確認し、JR富良野駅までの距離も確認。

富良野駅までランニングで行く事にし、最短ルートを確かめ、麓郷市街地までは来た道を戻る事となった。

麓郷市街地まで戻り、富良野市街地までは16kmあるのを確認したが、そこから駅まで大体+1~2kmあると考えた。

菓子パンとはいえ2個食べたのでそこまで空腹の心配はないが、給水の方は足りなくならないよう、自販機でコカコーラ500ml2本を購入した。

流石に30km超えのランニングで疲労しているだけに、炭酸飲料は渇水(脱水)防止だけでなく、気力・体力面の維持に役立つ。

ヒグマもいる山間部の道路を5km、10kmと走り続ける。

夕日も徐々に沈み、周囲も合わせるように暗さを増していく。

車両は1~2分に1台通るかどうか。

まだ4~5分に1台も通らないという事はない。

たまに自転車も見かけた。

少なくともまだヒグマの心配はしないでいい時間帯だ。

JR富良野駅前に着いたのは19時47分で、空はほぼ夜だ。

もし麓郷の観光を1時間でも延ばしたら、帰りの山間部や市街地を走るのがより面倒だったろう。

市街地に入ってからすら、この駅の近辺でも街灯がなく歩道が殆ど真っ暗の場所が在ったのだから。

ほぼ真っ暗の道を走った事は何度もあるが、転ばないように極端にスローぺース(km/7~8分ぐらいか)で走らないといけないし、場所と天候によっては極めてストレスである。

ここまでに走った距離は49.80kmで、5時間09分00秒(km/6:12)走っているので、「麓郷展望台」からほぼ20kmであり、日の出公園オートキャンプ場前から50km近い。

普段は左膝を気にしてぺースは上がらないのだが、km/6分切りぺースで5km走ってるラップもあった。

上りが殆ど無かったのが幸いし、疲労が右肩上がりにならなかったのがぺースアップに繋がった。

21時03分頃にJR上富良野駅に着き、再びランニング。

途中で(キャンプ中は毎日訪れる)いつものコンビニに寄って夜食と翌日の朝食を買い、21時29分にやっとキャンプ場前に着き、長いランニングを終了した。

今日のランニングは、この旅行中で最も距離が長く、唯一50kmを超えた日となった(サロマ100kmは広義ではランニングだが、スポーツ競技「ウルトラマラソン」としてのものなので、観光ランニングとしてなら今日のが最も長距離である)。

ランニングの距離が50km超えてるだけあって、歩数計アプリ『トリマ』等も歩数が6万歩を超えた。

テントに戻った後、走った距離に対して今日食べた物が少ないのもあり、ある程度は多めに食べたが、既に日付が変わるのも近かったのもあり、程々の量で終わった。

気力・体力回復も兼ねて大食いするのは翌朝以降となる。



ForeAthlete945の計測では、この日の走行距離は51.80km、その消費カロリーは2810kcalである。
Garmin Connectで唯一、この旅行中のランニングで「50Kウルトラ」のバッジが付いた。

先のサロマ100kmでも通算12回目の完走をしたし、まさにウルトラランナーである。



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